築古戸建て投資で味わった“想定外”のトラブルと乗り越え方
築古戸建て投資を始める前、私は「少し修繕して貸し出せばすぐに家賃収入が入る」と甘く考えていました。しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。築古物件ならではの“想定外”のトラブルが次々と襲いかかり、何度も心が折れそうになったのです。
今回は、私がこれまでに経験したリアルなトラブルと、それをどう乗り越えてきたかを包み隠さずお伝えします。同じように築古戸建て投資を考えている方には、必ず参考になるはずです!
トラブル1:屋根の破損
まず最初にぶつかったのが屋根の破損でした。築40年を超える木造戸建てでは屋根や外壁の老朽化が進んでおり、「現状雨漏りはしていないから大丈夫だろう」と気にしていませんでしたが、外壁塗装をするタイミングで確認したところ、今すぐにも雨が侵入しそうな状態でした。
業者に見積もりを依頼したところ、予想外の金額が提示されました。結局、想定していた修繕費の3倍以上かかることになったので、その業者は諦めて知り合いの大工さんにお願いし、最低限雨が侵入しないよう部分的に補修をお願いしました。その結果、なんとか予想していた金額以下で抑えることができました。
幸いにも早く気づけたことで、致命傷にはなりませんでした。
しかし、この経験から「最初の現地調査を徹底する」「予備費を多めに確保する」という重要な学びを得ました。
トラブル2:配管トラブルの恐怖
次に襲いかかったのが配管からの水漏れです。入居者から「給湯器から水が漏れている」と連絡を受け、急いで業者に連絡しました。
築古物件では配管自体が古く、内部に錆や汚れが溜まっているケースが多いです。この物件も例外ではなく、全面的な配管交換が必要になりました。こちらも当初想定していなかった出費で、修繕費用は数十万円に。
しかし、戸建てを何軒も契約をしているガス屋さんでしたので、かなり安くしていただきました。
このとき痛感したのは「築古物件は見えない部分の修繕費が大きい」という事実です。今では購入前に配管のチェックを入念にしています。
トラブル3:近隣住民とのトラブル
入居者募集のとき、思わぬトラブルとなったのが近隣住民との関係でした。築古物件がある地域は昔からの住民が多く、新しい貸主や入居者に対して警戒されることがあります。
実際に「誰が住むのか」「どんな人が管理するのか」と不安視され、修繕中に「騒音がうるさい」とクレームを受けたこともあります。
ただ、ちゃんと説明をして挨拶時にちょっとした手土産を持っていくと良好な関係を築くことができます。
この経験で学んだのは「地域コミュニティとの関係づくりが必須」だということ。
トラブル4:入居者の想定外な要望
次は入居者の想定外の要望です。ペット可にした物件で、敷金一か月のみで募集しましたが、申し込みをされたあとに「敷金なし」「フリーレント一か月」にしてほしいと言われました。
せっかく入居が決まったので結局OKにしましたが、本来いただけるはずだった家賃2か月分がなくなりました。
これ以降は、ペット飼育のルールを徹底的に明文化し、入居者との事前説明も時間をかけるようにしています。
トラブル5:DIYの大失敗
築古戸建て投資の魅力の一つがDIYですが、当然失敗もあります。私が一番ショックだったのは、水回りの設備の交換を自分で行ったときのこと。
見よう見まねでやった結果、洗面化粧台や水栓から水漏れが。
パッキンなどがうまくはまっておらず、床が水浸しになりました。
この失敗から学んだのは「自分でやるか、プロに頼むかの見極め」が何より大事だということです。特に水回り関係は慣れないうちはプロに任せた方が時間もコストも削減できる場合があります。
それでも築古戸建て投資を続ける理由
これだけトラブルがあっても、私は築古戸建て投資をやめようとは思いませんでした。なぜなら、これらのトラブル一つ一つが大きな学びとなり、自己成長につながったからです。
そして、何よりも「自分で選んだ物件を、自分の手で育てる」楽しさがあります。もちろん、家賃収入という経済的メリットも大きいですが、心の充実感や人とのつながりが、それ以上に価値あるものだと感じています。
まとめ|築古戸建て投資は想定外が当たり前
築古戸建て投資は甘い世界ではありません。むしろ、「想定外が当たり前」の世界です。
しかし、その想定外を乗り越えたとき、物件が輝き、自分自身の成長が実感できます。これこそが築古戸建て投資の醍醐味です。
これから築古戸建て投資に挑戦しようとしているあなたには、ぜひ「失敗を恐れず、想定外を楽しむ」という気持ちを持ってほしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!あなたの挑戦を応援しています
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